プロペラ☆サーカス インタビュー
★プロペラ☆サーカス制作部の渡辺さんに伺いました。
質問1:プロペラ☆サーカスはどんな劇団ですか?
かわしままさきが率いる創作演劇集団です。
2007年2月に結成され、同年9月に旗揚げ公演となる1st Flight「コウノトリの砦」を上演しました。
その後も2008年9月、2nd Flight「SWEET JAM SESSION/すくらんぶる」、2009年4月、3rd Flight「烈~双頭の幻~」とコンスタントに公演を続けてきました。
かわしまの作品の魅力でもある何色にも染まらない魂と走り続ける勇気で、見る者の心を熱くし、リピーターのお客様も数多くいらっしゃいます。
質問2:主宰のかわしまさんはどんな方ですか?
脚本家・演出家・俳優・主宰とどの分野でもその多才ぷりを発揮しています。
高校生の頃より演劇を始め、1992年~2005年まで横浜で絶大な人気と集客を誇ったこちらKGBの主宰を経て、東京に活動の場を移し、現在のプロペラ☆サーカスを旗揚げしました。客演活動も積極的に行っており、最近では大人の芝居として定評のあるSPIRAL MOONや作家だけで構成されている劇団劇作家などの公演に出演しておりました。
プロペラ☆サーカスでは公演に合わせて若手の方からベテランの方まで様々な世代の俳優さんが競演されます。また作品によっては20人近い大所帯になることもありますが、俳優さんたちが気兼ねすることなく芝居に集中できるよういつ、どんな時でも気遣っています。照れ隠しで口が悪くなることはありますが元来がとても優しい人なので、座組みではいつもお母さんのような存在です。(笑)
質問3:かわしまさんの作品のどんな作品ですか?
「出会い」と「別れ」を繰り返す人々の、すれ違いざまの優しさと、誰かのために発揮する土壇場の勇気を、真っ直ぐに描き、飾ることの無い語り口で、観客の心を熱くする、そんな舞台を上演しています。
質問4:作品の魅力とは?
忙しい毎日の中では感情を殺してしまうことが多い昨今ですが、かわしまの作品を観ると笑ったり、泣いたり、ドキドキしたり、子供の頃は自然に出せていたのに大人になるにつれ、出さないようにしていた感情が溢れてきて、忘れていた色々な気持ちを思い出します。
他の誰かへの優しい気持ちや自身がもう一度頑張ってみようと思います。
作品を観終わったお客様が胸が温かくなって帰って頂けたらといいなと思っております。
質問4:今後の活動予定を教えてください。
今後もコンスタントに公演を重ねていく予定です。
一人でも多くの客様にプロペラ☆サーカスの公演を見ていただけるようになるべく公演も積極的に行っていきたいと思っております。
現在の日本にある沢山の劇団は一年を通して公演をしている所ってほとんどないですよね。
劇団四季や宝塚、吉本なんっていうのは毎日ありますがいわるゆ小劇場って呼ばれる劇団で毎日っていうのはなかなかありません。
でも、例えば、仕事帰りにちょっと芝居を観たくなる。
劇場に向かっても今上演しているのが自分好みの芝居かどうかなんてのは観てみないとわからないですよね。一種の賭けのようなもので、当たりもあるかもしれないけど外れることもある。
そうではなくて、観たい時に好きな劇団がいつでも観られたら素敵だなと思うんです。お客様が劇団の公演予定に合わせて観に来るのではなく、劇団はいつも公演していてお客様が来たくなったらいつでも観に来られる。そんな劇団になっていけたらと思っております。
本日はありがとうございました。今後の活動にも期待しております。