★ぷろじぇくと☆ぷらねっとの代表・劇作・演出の日疋士郎さんに伺いました。
Q1.ぷろじぇくと☆ぷらねっとさんは、公演をプロデュース形式で行っているそうですが、どうしてですか?
日疋:劇団形式だと、どうしても、毎回同じようなポジションを同じ役者が演じることが多くなり、作品に新鮮味もなくなってきます。メンバーの役者はたった三人ですが、加えて幅広い年令層やジャンルの魅力的な客演さんを集めることは、ベストな作品をつくるのに必要だと僕はおもっています。初見の劇団の公演や、某芸術系大学の学祭に、スカウトに行ったこともあります。
思い通りの素敵な役者さんに出会ったときは、ほんと嬉しいです。
Q2.小劇場ではあまり似たタイプのない、脚本や演出だと思いますが、日疋さんの中で何かポリシーがあるのですか?
日疋:ポリシーとはちがうかもしれないけど、芝居が終わっても続く物語をつくりたい、芝居を幕が降りたら終わりにしたくない。やってることは、二人一役とか、脳や進化論を扱ったり、
不倫の話なのに見た目は絵本みたいだったり、頭の中どうなってるの?とときどき言われますけど、僕の目には世界はわりとこんなふうに映っているので、それをただ描いているつもりなんです。
Q3.ぷろじぇくと☆ぷらねっとの作品の魅力とはなんですか?
日疋:絵画のような美しいビジュアル、詩のような台詞、魅力的な役者陣、意表をつく演出、幻想的なのに懐かしい風景…自分で言うとかなり恥ずかしいけど、ぜんぶお客さんが言ってくださったことです。
Q4.最後に、ぷろじぇくと☆ぷらねっとさんの今後の目標をお聞かせ下さい。
日疋:ぷろ☆ぷらの目標というより、僕の演出としての目標ですが、一人芝居を何本か作りたい、これは、今は集客的に無理があるので。
それから、いつかミュージカルを作りたい。
あと、これは僕の人生最大の野望ですが、僕より永く生き続ける作品を作りたいです。
ありがとうございました。これからのご活躍も楽しみにしています。