Q 踊りを始めたきっかけはなんですか?
小学校に入る頃、母とお風呂に入るときに、脱衣所で服を脱いでいたら、母に前屈をさせられ、床を触れない私に
「あんたこのままじゃデブになる」 という母の言葉と考えが最初でした。
それがきっかけで、バレエを始めました。
「あ、これだ」て思ったんだと思います。あれよあれよと言う間に踊る事に夢中になっていきました。
Q 踊っていない時はなにをしていますか?何を考えていますか?
踊っていない時は・・・テレビを見ていることが多いです。
あとは目を遠くに向けてます。 ボーっとすると言うか、目からの情報って無意識に処理されることがすごく多いので、無意識に目に入ってくることを意識的に見てみたり。意識と無意識を色々いじっている感じです。
そんな事をしたり、考えたりしています。
Q 作品もそんな時に自然に浮かんでくるのですか?
そんな時には浮かんでこないですね。ここ何年かは残念ながら「ピカッ!」と光るような痺れることは何も浮かんでこないと言うか・・・これだ!というヒラメキがない。
それまでは割りとヒラメキで作品を創ったり踊る事が多かったのですが、それは無くなりました。
ただ、むかしから、私はペンを持って何か文字を書いたり、絵を描くことが好きなのでその作業はずっと続いています。作品創りはそういうノートをまとめるようにつくっています。
あとはもちろん身体の発見ですね。
Q 今後の展望や抱負を聞かせてください
小さなことですが、今回感じたのは、自分の底が見えてしまう様で、こうして作品についてや、自分のことを話すのがとても怖くて苦手なので、厚さを手に入れたいと思っています。
まずは「底」を知ることなのかなぁ、ということです。