四次元ボックス主宰 菊地史恩さんにお話を伺いました。
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四次元ボックスの簡単なプロフィールを教えてください。 |
日本大学芸術学部演劇学科の有志が集まり結成した団体です。2010年12月に校内の教室にて僕の処女作「pain rain」を上演し旗揚げしました。現在までに本公演、企画公演、番外公演合わせて計8回の公演をしました。
とにかく楽しく芝居を創るということですね。これだけ聞くとただの仲良し集団かと思われてしまうかもしれませんが、僕の理念として、喜劇をやるにせよ悲劇をやるにせよ、創り手がどこかしら楽しみながら構築していかないと、お客さんを楽しませることなんて出来ないと思っているので。
これはお客さんからはきっとわからないことだと思いますし、かなり内々の話ではあるんですけど、劇団員の演劇的趣向、そして能力が良い意味でバラバラだということだと思います。作品を作り上げて行く中で、お互いがお互いの足りない部分を補いながら、また助長させながら作品の幅を広げていく実感を毎公演の稽古で感じています。その上で全員が「面白い」舞台を作りたいという同じベクトルに向かっている所がこの劇団の魅力ではないかと思ってますね。
これに関しては脚本の上でなのか、演出の上でなのかで変わってきますね。 ただ共通して言えることは、「そこにいるのは人間である」ということです。脚本を書く上でその物語に出てくる人物はキャラクターではなく、過去、現在、そしてその先の未來がある人間だと思っていますし、演出ではその人物を如何に役者にその人生を生きてもらうか、というところを徹底して考えてもらうようにしています。それをするためにはまず自分の身体がどういう状況であるか、また相手から何を受け取り、それによって自分がどう変化するのかというアクションとリアクションというところを徹底してます。
凄い漠然としているのですが、四次元ボックスの出身地を見ると北は北海道、南は九州までと地方出身者の多い劇団なので、あと5年の間に日本縦断旅公演をやりたいですね。
次回公演
四次元ボックス
『此岸花』
日程 > 12/26(木)~29(日)
email > send
公演詳細 > 公式HP
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