interview no.101 劇団鋼鉄村松
 




    劇団鋼鉄村松さんに質問です。何で鋼鉄なんですか?

作劇の根は乙女ちっくな感傷なんですけど、そこからのマッチョ志向ですかね

    村松というのは?

大学時代の友人の村松君の部屋から、生まれた劇団なので。

    劇団員が全部、ナントカ村松を名乗っていますね。

劇団代表のボス村松が入団の時に、ナントカ村松の名前を与えるシステムになっているんです。なぜそれに必ず村松が付くのかというと、それが面白いと思っているからではないでしょうか。

   あなたには、それが面白く感られない? 確かに少し外している気もします。

あ、すいません。私がそのボス村松です。

   失礼しました。作られるお芝居は独特の世界観ですね。頭が悪いとこの世界は作れない。

そうでしょうとも。

   でも結局、相撲で決着をつけるのかよ!とか、脱力もしました。頭が良くても、やっぱりこれは作れない。

いいところの塩梅にね、私はいるんですよ。塩梅ですよ。塩梅。なんでも塩梅。

   使われている言葉が美しいです。「こころのふるえ」の件とか。

こだわってます。

   共感という心の作用を、「同じ周波数にふるえる二つのこころ」、と比喩表現でまな板に乗せて、「恋は優れた音楽に似ている」と結ぶ辺り、ちょっとした詩人のようです。ギャグにもキレがあって、それでいてストーリーに寄り添っていて。

それが私のスタイルです。

   岸田君の「これ絶対刺さってる!」 大笑いしました。キャベツをぶつけられた岸田君がのたうちまわって。「キャベツは刺さんないよ」ってツッコまれて。

ですよね、あそこはすごくうまく書けたと思うんですよ。すごいな、あなたは。わかってる。何者だ。あなたは。何者なんだ。

   ボス村松です。今回は、質問と答えを両方考えてみました。

そういうことかー。

   あはははは。大成功。

 

劇団鋼鉄村松
自らの「乙女心」を拠り所に世界からウツクシイ言葉をキッチュに救い上げる“ボ ス村松”と、世界を「永遠の思春期」に裏打ちされた心で捉えてストーリーに練り上げる“バブルムラマツ”。2人の劇作家の生み出す脚本の世界を、真正面か ら体現するエンターテイメントオリエンティッド・パワープレイ劇団。 
「マシュマロ感覚☆ドリーミング・ラブ」を前面に掲げ、小劇場にあるまじきスケール感で、愛と生と死と村松を、朗々と謳い上げている。

★次回公演

劇団鋼鉄村松
『キャベティーナ』
日程 > 5/28(金)~6/ 1(日)
tel. > 080-4125-4462
公演詳細 > 公式HP
  5/28 29 30 31 6/1
13:00        
14:00      
18:00        
19:00        
19:30    


 
 
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