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カワムラアツノリ 初期型 主宰  
「裸の理論武装」

  今から初めてartissueを読みます。(すみません!)。。。読読。ふーむふむ。ここに書いてある「前衛」ってなんていうか、ROCKな精神(思想?)を指してるような感じしますね。ふむふむ、つまり、最新のテクノロジーやファッションを取り入れてもそこにROCKな精神がないとそれは「前衛」と言えないっていうこと。ふーむ。たしかに我々「初期型」はROCK“テイスト”がありますが、はたして「前衛」といえるのかな。作品に思想とかは無いし。。。むむむ。(前衛=新しいもの、くらいにしか考えてなかった。。。「前衛」かぁ。。)

   しかし!今「あんたも前衛だダョ!」と太鼓判押されたということとで、この機会に自ら(の作品)を「前衛」の角度から解説・分析してみようと思います。

   ⇒僕はどっちかというと自分をエンタメアート(←造語)寄りの人間だと思っていました。でも今回こうして自らの作品(作風)を振り返った時、あー、もしかしたらこーゆーとこが「前衛」なのかなと思い当たる節が一つありました。それは、唐十郎の特権的肉体論です。むかーしに読んで結構忘れてしまっているのですが、たしかそこに書かれてある「俳優は役を演じるのではなく、自身を役にするのだ」とか「今ここにある“肉体”が語り出す」こととか。とかく俳優の生き様(まんま?)を舞台にのっけるというスタンスは「初期型」と同じだし、荒唐無稽なドタバタ劇ってのもいっしょだナァ。唐十郎といえば、実存主義。「初期型」は今まで、嗅覚をたよりにROCKでPUNKでFUNKなものを追い求めてたけど、ひとつ実存主義ってのを調べてみようかしら。きっとROCKな哲学なんじゃろな。うん。んで、それは次回の現代戯曲シリーズ、サルトルにつながってゆくということなんじゃな。ハハー!うまいことできてるナァ。




カワムラアツノリ Atsunori Kawamura 初期型
学生演劇→黒テント(養成所)→ダンス方面。01年ダンスパフォーマンスグループ「初期型」結成。モットーは「愛すべきバカ」。ダンス方面からは演劇的ですね、演劇方面からはダンス?よくわかりません、とか言われるが、当人達もよくわかってない。
http://shokigata.oops.jp

次回公演
SMF(サイタマミューズフォーラム)事業
子供対象WS「家族のものまねダンスショー」
2014年9月20日(土)@北浦和商店街

「アート日和@行田」にて上記WS
2014年11月23日(日)
@牧禎舎(行田市)
http://www.artplatform.jp/sp/





[artissue FREEPAPER]

artissue No.003
Published:2014/09
2014年9月発行 第3号
演出家インタビュー
INTERVIEW1 流山児祥 流山児★事務所
INTERVIEW2 J・A・シーザー 実験演劇室◎万有引力


 
「戦後アメリカ前衛演劇の軌跡」 戸谷陽子
「Cui?公演から見えてくる母性の欠如」 水牛健太郎
「時事問題の取り扱い方」 藤原央登

 
「前衛芸術が更新するもの」 櫻井拓見 / chon-muop
「裸の理論武装」 カワムラアツノリ / 初期型